工場・建屋のメンテナンス
工場内の暑さ対策
特に夏場になると工場内が暑いという声をいただきます。熱源からの放熱による熱はもちろんですが、屋根からの熱の流入も原因となっていることも挙げられます。また、屋根からの熱の流入により、空調負荷も大きくなることあります。ここでは、工場内の暑さ対策として、活用ができる技術をご紹介します。
特殊遮熱シート
天井からの熱の93%は、物にあたり熱を発する輻射熱が理由とされています。特殊遮熱シートは、アルミ純度99%で構成されており、輻射熱を96~97%カットする効果があります。
医薬品倉庫K社様の事例
屋根からの熱の進入を抑えることで、空調を高効率化!省エネ効果を実現!
特殊遮熱塗料
塗装面に含まれる「エネルギー交換材料」により、熱エネルギーを運動エネルギーに変換することで、熱そのものを無くしてしまう画期的な塗料です。屋根の温度を下げることで、室内の温度を下げることができます。
製造工場K社様の事例
遮熱塗料により屋根から伝わる温度を低下させることに成功!空調コスト削減まで実現!
折板通気シート
夏場の太陽の日射対策として、屋根にポリエチレン式のシートを施工する技術です。太陽光の直射を防ぎ、日陰を作り出し、屋根に熱を持たせにくくする効果があります。施工が簡単でイニシャルコストが安いことも特徴です。
某プラスチック成型工場の事例
屋根の老朽化対策
屋根の老朽化対策としては、一般的に葺き替え、カバー工法、部分補修(コーキング)などがあります。ここでは、一般的なカバー工法と蘇生工法という、新技術をご紹介します。
蘇生工法
屋根の素地に対し、1層目に断熱層、2層目に補強防水層、3層目に仕上げ層を吹き付け塗装します。これにより、一度の工法で「断熱・補強・防水・補修」を実現することができます。また、アスベストが含有したスレート屋根に対しては、アスベストの飛散防止に活用することもできます。スレート屋根の場合は、10年間の漏水保証をいたします。
金属加工業様の事例
20年前に建てた建屋のスレート屋根の漏水を、蘇生工法により改善!
カバー工法
既設の屋根の上に断熱材となるグラスウールを敷き詰め、上葺き折板を葺きます。屋根の断熱性が向上することで屋根の表面温度・室内温度が改善されます。老朽化した工場屋根の雨漏り対策、遮音性の向上、建物の延命化にもつながります。
金属加工業様の事例
金属サビが発生しており、漏水していた折板屋根を二重折板にして、改善!